お金の勉強

中学受験成功のカギは息子の気持ち。

息子が小3になった頃、学校の勉強も段々レベルが上がってきてギリギリでついていけてるような状態でした。
そろそろ塾とか何か手を打たないといけない頃かなぁと思い始めていた時に、
息子には何も言ってませんでしたが私自身は中学受験も視野に入れ始めていました。
変にその気にさせて金銭的にやっぱり無理だわなんてことになったら大変なので!!笑

色々下調べして、まぁ公立中高一貫校なら大丈夫そうだなと。
そのぐらいの気持ちでしたが、その学校がまたすごく素晴らしい環境で。
授業のスタイルも、評価の方法も、活用できる教育制度も、何もかもが素晴らしい!
私学以上のものがあるではないか!!

私の方が、「絶対ここがいい!!」って感じになってました!!笑

そこからは、どうやって息子をその気にさせるか?というところでした。
自分も中学受験をした経験があるので、学校の魅力を伝えればまだ「ジュケン」を知らない息子は簡単にやると言うだろう。
だけど、あの辛く苦しい大変な受験生活を乗り越えるためには、ただ行きたいだけの気持ちでは厳しい。
ましてや、学校の勉強すら危ういレベルなのに...

それでも、本人がやってみたいという気持ちになるのには、何をどういう順番で話していけばいいか?
ということを念入りに考えて話を持っていきました。

まず第一段階として、やはり魅力を伝えるところからでした。
息子はだいぶ単純なので(笑)ホームページで校舎を見ただけで、「ここに行く!」と言い出しました!はやっ!!
その後も、学校の紹介動画を見たりしながら私が知り得た情報を息子にも伝わるように魅力的に語り、
中学生になった自分がその校舎を歩いてる姿まで想像するぐらいのレベルまで行きたい気持ちを高めておきました。

だけど、問題は次です。
受験の厳しさ、大変さも連想させないと絶対に耐えられないと思いました。
私の時の体験談も交えながら、友達とも自由に遊べなくなること、努力しても努力しても成績が上がらない時があること、自分より優秀な人がいっぱいいて打ちひしがれること、お母さんもビシバシやること!!など。

それでやらないと言うならそれはそれでいっかと思ってました。
高校受験と違って、しなければしないで行く学校はあるわけだし。
親の気持ちを押し付けて、挑戦したところでうまくいかないことは中学受験を経験した私が一番よくわかってる。
私は自分の卒業した学校が誇らしいし、幸せな学生生活を送らせていただき、今でも親に感謝しています。
それでも第一志望は通らず、滑り止めで受けた学校に進学しました。
息子には滑り止めを用意してあげることはできないので、どうしても第一志望じゃなきゃだめだっていう強い思いがなければ難しいことを知っていました。
本人がそれでも、どんな苦難が待ち受けていたとしても絶対乗り越えてやんぞ!ぐらいの気力がなければ無理だと。

だから包み隠さず、挑戦すると決めた時のいばらの道を想像させてあげることが大事でした。
息子はそれまでの人生でも「挫折」をほとんど経験しておらず、何か挑戦したことはどれもうまくいってきたので、
どんなに大変なことでも頑張ればなんとかなるでしょという感覚の持ち主でした。
特に漢検を1年生から挑戦してきたことが勉強に関しては息子の自信に繋がっていたようです。
お母さんのビシバシも免疫がついていたようです(笑)
それでもあの学校に行きたいと言いました。

その日が我が家で中学受験を決めた日になりました。