その気になって、一番最初にしたことはその学校の受験に特化した模試への申し込みでした。
あまりできる方ではないとわかっていたけど、
実際にどれぐらいのレベルなのか「現在地」を把握することからです。
また、息子はそれまでも近所の塾に体験に行ったりしましたが、
何かしら気に入らない部分があるようで塾選びにも苦戦していました。
模試を受験しに行く塾の雰囲気が息子に合っていれば、そこにお願いしたいなという思いもあり、
塾選びのひとつにこの模試を受けるという意味もありました。
まさかの偏差値35!!
タイトルにもなっているので、結論から言いますとテストは全然できませんでした😆
テストが終わって教室から出てきたときに既に、
「お母さん、等高線って何?」
という感じで、問題の意味すら理解できないという様子でした🤣
ちなみに、私もわからなかったです!!笑
数週間後に送られてきた資料を見ると偏差値は35で、合格可能性を示すグラフも完全圏外でした。
まぁ、結局6年生最後の模試まで合格圏内に入ることは一度もなかったのですが…💦
救いだったのは息子が全然気にしてなかったこと!
私からすると、いやぁこれは結構厳しいなぁと思ったのでさすがに息子もやっぱりやめたいと言うかなぁと思っていたのですが。
なんと、息子めちゃくちゃ前向き!!
「お母さん、これっていいの?悪いの?」
そうだよね、偏差値35の意味わからないよね🤣
「まぁ、そうだね…良くはないかな??どちらかというと悪いかな?」
みたいな感じで濁したような記憶です😂
それに対し、息子は
「初めてにしては、良い方なんじゃない??」
と食い下がってきて、結局良かったってことで着地しました!!🤣
塾に通うかどうか問題
模試を受けたのが3年生の終わりごろで4年生から塾に通うかどうかを検討するタイミングでした。
私としては、なるべく塾代をかけたくなかったので(進学塾はやっぱり相場が高い!!)、
4年生の間は自宅で勉強を見てあげるだけで済ませようと思ってました。
ところがあれだけ塾選びに苦戦していた息子でしたが、
この塾は模試を受けに行った時点で何か相当気に入ったようで、
ここに通いたいと言い出しました。
普通クラスに通うと、普段の塾代の他に設備費やテキスト代など結構4年生でも年間で費用がかかるため、
決めあぐねていたのですが、2次検査対策だけに特化したクラスが月2回隔週でありました。
こちらは4年生だったら9,000円代で設備費やテキスト代はかからない内容でした。
要は普通クラスを取ってる子たちのオプション部分みたいなものだったんですね。
息子の志望校は2次検査が「グループ活動」と言って、
見ず知らずの人と4人グループになってひとつのお題について意見しあうという内容なのです。
そればかりは日々の訓練というか、場慣れが必要というか。
家で自力でどうにかできるものではないなぁと思っていたので、
息子の希望と私の予算との兼ね合いで
4年生の間はその2次検査の対策クラスだけ塾にお願いすることにしました。
しかし、ちょうどコロナもいいだけ猛威を振るっていた時期と重なってしまい、
ほぼマンツーマンで始まり、途中から2人になったみたいな感じでした。
残念な時期でしたが、4年生はがっつり勉強させるつもりはなく
受験を意識するだけでいい学年だと思っていたので我が家にとってはちょうどいい感じでした。
というのも、私は中学受験と大学受験の2度受験を経験しましたが何年間も受験勉強をやり続けるのは至難の業だなぁと思っていたので、6年生の春期講習ぐらいにやる気ゲージが8割ぐらい、夏期講習に頂点を迎えられるようにコントロールしたかったのです。
こういう風に親のコントロールが効くのは中学受験だけだと思います。
そういう方針だったので、塾の日以外は友達とも今まで通り自由に遊ばせていました。
コロナ禍もあり家時間が多かったので、友達と遊ぶ時間もほとんどそれぞれの家です。
多分この時期どのご家庭でも悩まれたと思いますが息子も例に漏れず
すっかりオンラインゲームにはまってしまい、
6年生の時に息子が自分の意思でゲーム絶ちをしたのですが、そこにもドラマがありました。
その時の様子についても、また別の記事で書こうと思います!
塾には感謝
ある意味、都合よく塾を利用させていただき、がっつり儲けになる家庭ではなかったと思います。
それでも、先生がたは細やかに息子を見てくださりすごく励まされました。
月に2回しか行かない息子のことも親身に考えていただき、個人面談もしていただいたり。
普通のクラスにも勧めていただきましたが、強要してきたり断ったからと言っていやな態度を取るでもなく。
時間を割いていただいて、いろんな情報をいただきました。
特に4年生の時にお世話になった先生は本当に細やかで素晴らしい先生でした。
途中で異動になってしまったのですが、合格後もその先生にはお礼のメールを送ったぐらい信頼しておりました。
偏差値35でしたけど受かりますか?
息子が教室に行った後、こんな相談もしました。
その時のアドバイスも、
「普通クラスに通っている子たちに比べたら勉強量が圧倒的に少ないはずだから、
それで受かりますよと言ってしまうと今普通クラスで頑張ってる子たちがかわいそうなので何とも言えないですが、
受験は運もあるし、何より〇〇君(息子)は控えめに言って頭いい子だなって僕は思ってます。
今、出ている差っていうのは単純に勉強量に対する差ですから、これからの頑張り次第では十分合格できると思いますよ!」
というご回答。
誰のことも傷つけないすごい神回答でした。
きっと、よくある質問的な感じで模範解答があるのだろうけど、
それでも親がホッとできるような、お任せしてみたいと思えるような言い方でした。
良い塾に出会えたことも息子の合格のカギになったと思います。
なので、塾選びはぜひ慎重に。
お子さんに合ってる塾を選んであげると良いと思います。
いくつか候補を絞って体験に行ったり模試を受けたりしてみるといいと思います。
子供って敏感だから、雰囲気とか一瞬で感じ取ってきて良い悪いハッキリ言います。
また、個別がいいのか、集団がいいのか。
息子は元来のゲーム好き、人好き、負けず嫌い、という性格上、
集団が合っていました。
最初は集団にいたけど、途中で個別に切り替える子もいたり、
集団も個別も両方取る子もいました。
そういうところも塾の先生が様子を見ながらアドバイスしてくれます。
月謝や予算などもあると思いますが、私は近所の塾ではなく、
電車で通うことになっても評判の良い市内の中心部にある塾を選びました。
地元の塾が悪いということではなく、地元の塾で息子がピンとくる塾がまずなかったこと、
手間のかかる場所でも情報がしっかり取れて、少しでもレベルが高いところがいい。
一緒に勉強する子たちも同じような考えで通ってきている子が多く
塾もそういう家庭を相手にしていることもあり、
熱心に丁寧に対応してくれます。
そして、結局進学塾はそれなりにノウハウを持って指導しているので、
特化している塾を選ぶことが結果的に最短ルートだったように思います。
塾選びは、運命を分ける重要な要素だと思います。
あんまり時間をかけ過ぎず、何に重きを置くのか判断基準を明確にして、
ポイントを押さえて探してみることをお勧めします。
ちなみに、私は自分の受験の時は日能研に通っていました。
当時、中学受験の王道ルートでした。
実際に私の小学校では日能研に通ってる子は私も含めて全員どこかしら合格しましたが、
別の塾に行っていた子たちは私より頭の良い子でも志望校選びでミスってしまい、
結局全滅して地元の中学に通うことになる子ばかりでした。
塾のノウハウで、志望校の選定をしっかりしてくれたのが勝因だったと思います。
チャレンジ(大本命)、滑り止め(本命)、滑り止め(お守り)
の3校を最低でも一緒に決めてくれます。
私は結局、滑り止め(本命)の学校に進みました。
息子の場合は、私学は考えてなかったので日能研は選びませんでした。
あくまでも市内唯一の公立中高一貫校受験にだけ特化した塾を選びました。
ノウハウだけは、塾にしかありませんからすごく大事です。