お金を払って学ぶ学生、お金をもらって学ぶ社会人。

職場で昨年の実績を表彰していただきました。
下半期と年間で1位を獲得させていただき、周りの皆さんのご協力あってのことなのに本当にありがたいお話です。

学生が「お金を払って」学ばせていただくのに対し、「お金をもらいながら」学ばせていただく社会人。
これは本当に不思議な図式なのですが、どちらも学ばせていただけることに変わりなく。
どちらにも、かけがえのない意義があります。

本当の意味で「仕事運に恵まれる」というのは、「学んでいて楽しいと思える仕事に就けること」なのだろうなと思います。

お金を払って学ぶ間に学ぶことって、社会に出たらほとんど使わない知識ばかりだったりします。
一夜漬けで試験対策したような知識は、もう何を暗記したかさえ思い出せないほど。

でも、お金を払って学んでいた学生時代に「学ぶための姿勢」みたいなものは身につきました。
たとえば、数学なんて大嫌いだった私ですが解き方がわかるようになってくるとどんどん新しい問題にチャレンジしたくなったし、それがわかるとますます楽しくなったし、いつのまにか大好きな教科になっていました。

非常勤だった数学のおばちゃん先生の授業が、本当に面白くて、非常勤ならではの良い意味での無責任さもあってか生徒である私も「この人は適当に綺麗な言葉でまるめこむ人じゃない」ってのだけは感覚的にわかってたんですね。
ある日、聞きました。
「先生、生活してくのに足し算、引き算、掛け算、割り算ぐらいができたら、困ることってほとんどないのにどうしてこんな小難しいことをチマチマやらないといけないんですか?」
そしたら、そのおばちゃん先生は笑いながらこう言いました。
「ひとつの答えを導き出すのに、いろんな方法があることを知るためよ!」
その言葉がね、頭では全然納得できないのに、なんか不思議と腑に落ちちゃったんですね。

それから、私にとって数学は「生きてく力」を養う教科になったのです。

お金を払って学んだ学生時代に、こういう経験をさせていただいたのは、お金をもらって学ぶ社会人になってからも生かされました。

一見つまらない仕事、一見難易度の高い仕事に対しても、どうにかしたらどうにかなるっていうことが本能的に理解できてるから、どうにかしようって何かすごく小さなきっかけも見逃さずに学べる要素を探す。
そういう基本姿勢を自然と取れるようになったのだと思います。
そして、やっぱりこういう山のある仕事の方が学ぶことが多くて楽しい!!
毎日成長できる喜びを噛み締めてます。

私の今の課題は、
◎素直に向かうこと
◎固定概念を捨てること
◎過去の自分を捨てること

長年の営業職経験が逆に成長を邪魔するんです。
そう、数学の方程式を学んだ時にいつも真新しい方程式を使ってみたかった頃というのはワクワクしながら問題を解いていて、その時って実は自分がすごく成長してるタイミングだったりする。
でも慣れてくると、いつのまにか大体使う方程式がいくつかパターン化されてしまって新しい知識を使いたくなくなってきて、どこかで学ぶのをやめて自分はこれだけわかってれば大丈夫!みたいな思い込みが激しくなる。

今の仕事に従事して今年の8月で3年目を迎えますが、こうして評価していただけるようになるまでに一番苦労したのは、元々の経験値を取り払うことでした。

これって、多分世の中の鉄則みたいなものなんじゃないかな。
古い会社や一社に長くいた人、業界を変えた会社や違う業界に転職した人。
こういう会社や人は、まずそこの凝り固まった価値観を取っ払うことを腹の底から自覚してやらないと、かえって遠回りになるんだなぁと2年かかって感じる今日この頃です。

それにしても、ここまでカチカチに固定概念武装した私を見捨てずに柔らかく、使えるようにしてくださった社長には心から感謝です。
お金をいただきながら、こんなにたくさん学ばせてくれる会社に心から感謝です。

社会人って素晴らしいですね。
季節柄、このブログの読者さまの中にも、転職や就職をなさる方がいらっしゃれば、是非まっさらな生まれたての心で全てを学び吸収する気持ちで社会に飛び込んでいただけたらと思います。




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